西 一知詩作品 · 21日 2月 2024 一九五七年十一月 たくさんの雲が空を動いて行く 小さな街には 人と 犬が行きかい 鐘が鳴り 看板は 白く塗りかえられる 日除けは 風にはためき 暗い 店のおくからはレコードが流れ 道は 露路へ曲がっている 感情は ゆがんだ窓枠のうちにあって とつ然ピンクに燃え 牛どもの 草を食んでる たそがれの堤をすべり降りて行く tagPlaceholderカテゴリ: