西 一知詩作品 · 25日 5月 2023 彩られた肖像 夜は どきどきした心臓のようでした それから 霧のなかに時どき男たちがあらわれ 一言ふたこと いい寄ってきましたが どうするのでもなくまた そのまま行ってしまいましたの 少しして あかるいウインドの前では あたしどちらに行こう と考えたものです 歩きはじめると 操車場の方角では 空気が オレンジ色に燃え 機関車がシュウシュウ音立てているのが わかりました 朝 はまだでした tagPlaceholderカテゴリ: