西 一知詩作品 · 19日 1月 2021 夜の部分 恐ろしく呪われた饒舌 よく晴れた 港の空 きみたちの演技は終る 太陽の前の輝やく 椅子 その廻りを 流れている青い煙 扉を 開いたばかりのレストランで ビフテキを頬張りながら シャツを着る かもめが 一羽舞っている 岩かげの 光に満たされた空間は もしかしたら わたしの肉体の 延長であるかも知れぬ 詩集『大きなドーム』(1957年)より tagPlaceholderカテゴリ: